ローカルシステム警備とは

ローカルシステム警備というものがあります、これは該当施設内における各センサーを用いた機械警備の一種です。これに対してオンラインシステム警備は該当施設とは別の場所へ警報を知らせる仕組みです。

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どちらのシステムも有人、無人の施設にかかわらず設置できますがローカルの方はその建物に人がいないとセンサーが反応しても異常に気付けないので、基本的にはローカルシステムの方は施設の警備員等が常駐してることになりますね。

 

ローカルシステムと機械警備

さて、そのローカルシステム警備とはどういうものかといいますと

その建物内に防犯・防災の為に各センサーが設置してあり、何か異常があった時に防災センターへどこで何の異常があったのかを知らせるものです。

機械警備というものと混同しますが、私なりの解釈ですと

 

・施設の外へ警報の信号が行かない機械警備→ローカルシステム警備

・施設の外へ警報の信号が行く機械警備→機械警備

と理解しています。

 

一つ一つのセンサーを管理できる

このローカルシステム警備も現場ごとで呼び方やセンサーの種類も違います。

私の現場では、自動ドア入り口、赤外線センサー、トイレ内炎感知センサー、
ガラス破壊センサー、等をPCで管理しています。

施設内に設置してあるセンサー1個づつとPCが連動していて、その1つずつをオン・オフできるようになっています。

それらを営業中は解除する箇所があれば、46時中セットしたままの箇所もあり、時間帯や場所など細かく設定出来るようになっています。

このお陰で夜間などに侵入者や火災などが起こっても、いつどこでどんな異常が発生したかがピンポイントで分かるのです。

 

大きな施設になるとそれはたくさんのセンサーがあり、それを設定するだけでも警備員にとっては大変な作業です。

主に警備員がこのPCの操作をする時は閉店後の誰もいなくなったエリアです。ただし閉店後には細密巡回があるので、巡回者が無線で巡回の終了したエリアの報告をしてセンサーのオン設定を依頼します。

オン・オフの設定は人がやる作業な為、稀に設定ミスをしてまだ巡回者がいるエリアを設定してしまって発報、なんてこともあるので注意して下さい。

 

新人隊員でも覚える必要がある

警備員であればセンサーを把握していないと警報を鳴らしてしまうかもしれないので、入って間もない新人にも教えている現場も多いと思います。

その為、センサーの種類とオン・オフをする場所と時間帯などを頭に入れるのに必要があり私も苦労した覚えがあります。

これに関してはメモは必ず取らないと覚えきれないと断言できますね。ローカルシステム警備のある現場に配属されたらメモは忘れずにとりましょう。

 

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