警備員が火災や不審火を発見したらどんな行動を取ったら良いのかシミュレーションしておくべし

地方の警備員さんが自分の勤務する商業施設の屋上で焼け焦げた布を発見したというニュースがありました。施設警備員は勤務する施設内で火災を発見した時、どの様な行動を取らなければならないのかという事の指導を受けています。火災を発見した時や、今回の様な不審火の様なものなど行動を一つ間違うと大惨事に発展してしまいます。

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不審火らしきものを発見した

先日、地方の警備員さんが勤務先の施設の屋上で不審火らしきものを発見したというニュースがありました。

そこまで大きな事案ではないので、全国的なニュースにはなっていないと思います。

 

ネットサーフィン中に何日か前のニュースとして初めて見たので、その地域でしか取り上げられなかったのだと思います。

施設警備員が勤務先の商業施設の屋上で、恐らく巡回中に燃えて焦げた布様なものを発見した、という事です。

 

屋上のその場所には火の気はないとの事なので、恐らく誰か人による仕業だと思います。

これが直接犯罪にかかわっていたのかという所までは断定できないと思いますが、建物で火の気のない所に燃え焦げた布があるのは怪しいと思うのは当然でしょう。

 

警備員が巡回中にこの様な火災に繋がるものを発見した時、どの様な行動を取るべきかという事はどこの現場でもある程度の指導は受けていると思います。

周りを観察し素早く報告

経験上、もし同じ状況で屋上で不審火に繋がる様なものを発見したら、まずはその発見物を観察します。

それ以上火の手が上がりそうか、近づいても安全なのか、そして次に周りを確認します。

 

他に火の手が上がっている物が無いか見まわし、次に防災センターへ状況を報告し指示を仰ぎます。

自分が発見したから自分で処置をしなければならない、なんて事は無くむしろ上司に報告してその指示で行動するのが正しい行動だと思います。

 

今回の様な既に物が燃えた後の物品を発見した際にも、周りを確認した後に防災センターへ報告するのが良いでしょう。

「あ、もう燃えカスだけだから帰着した時に報告すればいいか・・・」

 

という判断は禁物です。

もしかしたらまだ近くに不審火を発生させた不審者が物影に潜んでいるかもしれません。

近くに不審者がいる可能性

不審火があったという事は、誰かがその不審火を発生させた可能性があります。

その不審火がいつ発生したものなのか分からない以上、まだ近くに不審者が潜んでいてもおかしくありません。

 

その為、既に燃えカスだったとしても近くに不審者がいるかもしれないので、周りをよく確認しつつ、防災センターへ連絡して一人でも多くの人に報告して事案に目を向けてもらう必要があります。

現場によっては屋上に防犯カメラがある事で、防災センターからもカメラを通して確認してくれるかもしれません。

 

さらに警備員が現場まで駆けつけてくれて複数人で付近を見回る事も出来るでしょう。

自分一人で確認したり解決しようとせず、同僚やクライアントに報告する事で、施設全体がその事案に取り組む事が出来ます。

 

火災は対応をひとつ間違えると大惨事につながります。

たかが燃えカス一つでも、もしかしたらという気持ちで対応しないと問題が大きくなるかもしれないので、迷う事なく報告する様にしましょう。

 

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