警備員の仕事は遅刻をすると、自分一人だけの問題ではなく現場によっては全体の仕事がストップしてしまう程の問題です。施設警備の現場の場合、現場に交代の警備員さんが待っている場合は、遅刻者が到着するまで残業してくれるかもしれませんが、大きく分けて毎回遅刻する様な常習者と、一度も遅刻した事の無い警備員さんに分かれている印象があります。
遅刻をすると多大な迷惑がかかる
警備員が出勤時に遅刻をすると、自分一人だけの責任ではなく、クライアントを始め同僚の警備員にまで迷惑を掛ける事になります。
警備員が定時に出勤していないと全体の作業が始められない現場の場合は、その日の仕事が時間通りに始める事が出来ず、また同僚の警備員が交代を待っている場合には、遅刻をした事で定刻通りに帰る事が出来ず、残業を強いられるかもしれません。
この様に、何分の遅刻であろうと一人だけの問題ではなく、全体に迷惑を掛けている、という事を肝に銘じておく必要があるのです。
施設警備員の多くの場合は、交代の警備員さんが待っている状態だと思うので、遅刻をするという事は誰かが代わりにその仕事をさせられている、という事になります。
そんな遅刻ですが、今までの現場で警備員さんを見てきて、遅刻を繰り返す人と、一度も遅刻をした事の無い警備員さんは決まっていました。
遅刻の常習者と一度も遅刻をした事の無い人
いつも通りに家を出たのに、道が混雑していて遅刻しただとか、電車が遅延して遅刻をした、など自分の意志ではどうにもならない遅刻もあります。
そうかと思えば、過去数年間にわたり、一度も遅刻をした事の無い人もいたりしました。
一度も遅刻をした事の無い人の通勤状況を見てみると、彼らは何か想定外の問題が発生しても遅刻しない様な時間帯に上番している事が多いです。
例えば、9時が上番時間の場合は、8時には既に現場に到着しているだとか、余裕をもって出勤してきています。
しかし遅刻の頻度が多い人は、何事も無ければ無事に到着するのですが、何か想定外の事が発生すればたちまち遅刻してしまう様な時間に出勤しています。
無事に到着する時間で何も問題ないのですが、もし何かあったら遅刻してしまう、という事を考えるともう少し余裕のある時間に家を出るのが良いと思いませんか。
ちなみに私も想定外の事があった時に遅刻をするのがイヤなので、上番時間の1時間半前には現場へ着く様にしています。
遅刻をするという事は、誰かが残業をさせられて嫌な思いをしている訳なので、送させない為にも、余裕をもって出勤するのです。
しかし、どうしても遅刻をしてしまい、誰かに残業をさせてしまった時は、後で何かの形でお礼をする様にしています。
遅刻をした事で後日何かの形でお礼をする
どうしても不可抗力で遅刻をしてしまう事もあるでしょう。
電車の遅延や、交通事故に巻き込まれたなど定刻通りに出勤していても遅刻をしてしまう時はあります。
「今回の遅刻は、自分のせいではないので仕方ない」
という人もいますが、残業させられた人はそうは思っていないかもしれません。
単純に「Aさんが遅刻したから残業させられた」という事実しかありません。
理由はどうであれ、遅刻をした事で残業をさせられたとしても、相手が納得してくれる対応があります。
それは
後日、遅刻をした時間分だけ仕事を引き受ける、です。
これは本人が寝坊したような遅刻でも、電車が遅延した遅刻でも同じです。
どんな理由でも遅刻をした時間分、同じ時間分仕事を引き受けるのです。
これなら、労働時間はプラスマイナスゼロとなり、残業を強いられても別の日に早く帰る事も可能です。
どの日喉の時間か、というのはお互いに話し合ってもらいますが、これで残業をさせられた人からも苦情はありません。
遅刻常習者が毎回何のペナルティーも無いのは、周りの警備員さんから見ると良い気はしません。
それを少しでも解消できる様に、残業した時間を後日引き受けるというのは、今のところうまく機能していると思います。
まあ、遅刻をしないというのが一番良い事なのですがね。