外周巡回の外扉を見逃す警備員の失態

施設警備員はなにも建物の中だけを見ているわけではありません。外周巡回と言って建物の外を見回る仕事もあります。その外周巡回ですが、先日外扉をしっかり見ていない警備員がいるのが判ったんです。次の日に別の警備員が巡回に行った時それは発覚しました。

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外周巡回は外からの侵入を防ぐ為の重要なもの

外周巡回は建物を外から見回って防犯面で異常が無いかを見たり、駐車場に不審な車が止まっていないかを見たりと現場によって様々な項目があります。

ウチの現場では主にその2点が重要視されており、外扉の施錠確認や駐車場内の不審車両を見て回っています。

建物が広いと扉の数も多く、普段は人の目の届かない様な裏側の扉まで施錠がしっかりされているか見なければなりません。

施設の人間がうっかり内側から開けた扉を閉め忘れても、警備員が巡回時に見回った時に施錠するからこそその施設の防犯が守られているのです。

しかしその警備員が巡回時にすべての外扉の施錠の確認をしていなければ、誰も扉の確認をする事は無く、裏口から不審者の侵入を許してしまう事になります。

今回その外扉はいわゆる裏口、人が普段行き来しないような場所の扉の施錠を確認しなかった為に次の日まで開錠状態のままだったのです。

普段から人が余り通る事は無いのですが、従業員が中から出る事がままあるらしく、普段の巡回時にも年に数回開いている事がありました。

その際にも警備員が巡回時に施錠確認をしているので、その日のうちに施錠する事が出来ていたのです。

しかし今回巡回した隊員は、どうやらその扉を巡回時に施錠確認をしていなかったようです。

極まれに開いている扉、そして巡回時に確認をしていなかった警備員、これが合致して問題が発覚したようです。

その警備員が扉の確認を怠った原因

その警備員が外扉を確認していなかった理由それは

「どうせいつも閉まっているので今回も同様に閉まっていると思った」

です。丁度先日の日記にも書きましたが要するに面倒くさいから・・が今回も出ました。

いつも閉まっているから今日も閉まっているだろう、からと言って巡回時に施錠確認をしないのであればもうそれは警備員の仕事はいらないですよね。

もう外周巡回時に何しに行っているのか分かりません、何しているのこちらが聞きたいくらいです。

ただぐるっと施設を回ってきて時間になったら戻って来るような業務を毎回していたのでしょうか。

他の隊員に確認しても次の日に外周巡回に出た時に特に未確認だらけな様子でもないので、手を抜いていたのはそこの扉だけかもしれません。

その扉のエリアだけ奥まっているので、そこまで行くのを省きたかったのでしょう。

もう、面倒くさいから仕事を省くというのは警備員にとって問題外の事です。

毎日同じことの繰り返しの仕事なのに、それを省いたら警備員の仕事は何も残っていないといっても過言ではありません。

仕事を面倒くさがる人間は警備に向いていない

どの仕事でも面倒だからと言って手を抜いてはいけません。

特に警備員は毎日同じことの繰り返しで、人によっては飽きが来るかもしれません。

まあ、工場などのラインの職業などよりは究極ではないですが朝から晩までの仕事の行動は緊急事態でない限り全く同じと言ってよいでしょう。

その日々の繰り返しの仕事を面倒だからと言って手を抜いては仕事を放棄しているのに等しいです。

どんな仕事も面倒な部分はあると思います。

しかし、ここで手を抜いていけない・・という部分で手を抜いたら大問題になってしまいます。

ここの現場では幸い大きな事にはなりませんでしたが、次も何事も無かった・・となるとは限りません。

次からはしっかりと確認するように、と指導したので2度同じ失態の無いように期待したいです。

 

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