警備員として勤務している人で、自分の警備会社の制服が気に入っている人はどのくらいいるのでしょうか。私は少なくとも今まで勤務してきた警備会社の制服のデザインには納得がいっていません。警備業界全体を見た時、全体的に古いデザインの制服が多いと思うのは気のせいなのでしょうか。
警備員の制服はダサいのか
なぜ警備員の制服はダサいのか、という疑問は現役の警備員の私以外にも理解できる方は居るのでしょうか。
私は警備会社に入るまでは、そこの警備会社がどの様な制服を着ているのか、という事を調べてはいません。
それは制服を見たうえで、そこの警備会社に入るかどうか、という事は考慮していないからです。
そもそも警備員の制服というのは、警察官の制服とは同じではないが、明らかに似せて作られています。
それは警備員を見た時に「警察官と錯覚させる」という瞬間的な注意を与え、こちらに気が付く事で指示に従ってもらいやすくしているのではないかと勝手に推測しています。
これがもし施設警備員や交通誘導警備員さんがスーツで業務をしていたら、一般の人の中には「お願い」を聞き入れてくれないかもしれません。
そういう意味では一瞬でも「はっ!」と気を引く事が出来て誘導に従って貰えれば、警備員としてはそれでよいわけです。
しかし、その警備員の身に付けている制服が、全ての警備会社とは言いませんが、余りにも格好が悪いというか古臭い感じがしてしまうのです。
警備員の制服がダサいと思える理由
警備会社の多くは、警察官の制服に何となく似せて作られています。
中には、派手な色の制服もありますが、それらを含めてもデザインが古臭い感じがします。
世間で名の知れた警備員会社は、会社が出来て何十年も経っており、その当時にデザインされた制服が今でも変わる事無く続いているのが原因なのではないでしょうか。
最近起ち上げた警備会社などの制服のデザインはまだ良いのかもしれませんが、昭和の頃に出来た警備会社などは、その当時の制服のデザインから今まで変わっていないと思われます。
まあ、警備会社の制服のデザインは遠目から見ればわかる人は「〇〇警備会社の制服」と制服を見ただけで分かるほど昔から変化がありません。
これは一般の人に対しても同じで、制服を見ればどこの会社か分かるから、替えにくいのも一つの要因だと思います。
また、一旦制服を替えようとすると、そこで勤務する警備全員の制服を替える必要があり、莫大な経費が掛かってしまいます。
制服が与える認知度や経費の事を考えると「制服を時代に合わせる」なんて行動は会社にとって何も良い事は無いのかもしれませんね。
しかし、現場で働く警備員にとっては私の様に「古臭いから変えて欲しい」と思っている者もいるのです。
制服で勤務先を変えるのか
先程もお話した様に、私は始めて警備会社の門をたたいた時と、次に警備会社を替えた時は、特に制服にこだわって会社を選んだわけではありません。
制服が格好悪いから嫌だ、と言いつつも制服で会社は選択していません。
いずれも警備会社を選んだ理由は、家から近い、施設の職場に興味があったなどが第一の理由だったのです。
今でこそそう思いますが、警備会社の制服のデザインなんてどこの会社もそう変わりはないと思います、悪い方の意味で。
中には、時代に合った「ダサい」と思わせない制服もありますが、県外の会社であったり、また給料が良いとは限りません。
やはり、個人的に仕事をする上で必要だと感じているのは、通勤距離と給料だと思います。
その次に気にするのは、勤務する現場が施設警備としての業務が標準的にみて過酷でないか、というあたりでしょうか。
結局、業界全体の制服がダサいからと言っても、制服で警備会社を変えようとは思わないという事です。
確かに今の警備会社の制服には納得がいっていません。
しかし、現場の業務内容や給料などには納得がいっているので、それらを差し引いて今の警備会社に留まっています。
もし、これらのどれかが一つでも崩れたら今の警備会社に所属し続ける事は出来ないかもしれませんね。