今日の午前中に防犯カメラの画面内に1台の車が映っていました。この防犯カメラは路上を映しているのですが、その路上に停めてはいけない場所に車が停まっていたのです。しばらく様子を見て、もう少ししたら隊員に移動指示を出そうとしました。
警備室内にある防犯カメラを見ていたら、いつの間にか路上を映していたカメラに車が1台停車していました。
その場所は完全に路上なので、車の往来の邪魔です。
ごく短い時間帯なら目をつむる事も出来ますが、1時間以上停まっているようなら警備側としては移動のお願いをしに行かなければなりません。
暫くその車をカメラ越しに見ていました。
もう少し・・
あと10分くらいで移動のお願いをしようと思っていたところその車は動き出しました。
それまで路上に停車している車の横を何台かの車が通り過ぎて行きました。
その度に、「待たずに声をかけに行った方が良いかな・・」
と思いましたが、それも出来ずに車は去っていきました。
こういった場合、それに気づいた時点で即動いた方が警備の業務としては正解だと思います。
何かあってからでは遅いので、その前に行動できるのが望ましいです。
私がそれをしなかったのは、完全にこの現場のまったりな環境に毒されてしまったのもあるかもしれません。
ほぼ、日常で何も起こらないこの現場ではそれほど迅速に行動しなくてもどうにかなってきました。
現場の従業員の方もそれほど厳しい事までは求めていないので、それに甘えてしまっている面も確かにあります。
これがもし、商業施設の現場で遭遇していたら防犯カメラを見た時点ですぐに路上に止めているドライバーの所まで行っていた事でしょう。
クライアントの求めている程度が違うので、全て同じようには出来ないと思います。
この現場で商業施設にいた時と同じように動いていたら逆にそこまで厳しくしなくて良いよ、言われたことも過去にあります。
なので警備員として危険な事に反応できたのは良い事ですが、その後の対応、行動をクライアントの求めている範囲で答える事が出来て初めてその現場にとって良い警備員となるのではないかと私は思います。