警備業務で警察や消防へ緊急通報する

警備員として勤務中に警察や消防などへ緊急連絡をした事のある人はそれほどいないと思います。事案は滅多にあるものではなく、何事も無いのが理想な仕事で緊急連絡も余程荒れている現場でもない限り通報する事はありません。しかし、いざという時に何も出来ないのも困ります。

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警備員が緊急連絡をする時

施設警備員さんの中で、業務中に自分の現場で事案が発生し警察や救急、さらに消防などの緊急連絡をした事がある人はそれほど居ないと思います。

よく防災訓練などで、消防へ訓練通報をする事はある警備員さんは居るかもしれませんが、訓練ではない本番として通報する機会は余り無いと思います。

 

施設警備員は建物を管理しているので、もしその建物に火災が発生したら誰かが消防へ通報しなければなりません。

昼間に飲食店などで火災が発生したら、そこのお店の店長さんなどが直接通報するかもしれません。

 

そしてその後に防災センターへ連絡があり「火事」だとか「通報した」という連絡が入る場合があります。

どちらにせよ、そんな連絡を受けたら警備員としてその現場へ駆けつける事になるのですが、もしかしたらその時にも通報をまだしていない、という事が分かればけ、警備員から通報する事になるかもしれません。

施設警備員として連絡の経験をする

施設警備員が火災などが発生した時、通報する必要がありますが、誰もが落ち着いて消防へ通報する事が出来るでしょうか。

かつて、現場にいた警備員が業務中に誤報で火災報知機が作動したのですが、火災報知機の操作館内放送、そして現場確認などの一連の動作が全くできない事がありました。

 

もともと出来のよろしくない警備員さんでしたが、日頃から経験した事の無い出来事が発生したため、パニックになってオロオロするだけで何も出来なくて、待機中の資格持ちの警備員さんが代わりに全て対応したそうです。

警備員さんの質の差もありますが、こういった時は資格を持っているかいないかでも差が出るのかと知った出来事でした。

 

以前私がいた商業施設では、救急車を呼ぶ機会が良くあり、防災センターへ体調不良者が居る、という一報が入るとそこから警備員が消防へ救急搬送の要請連絡を入れていました。

その時の防災センター内の業務に当たっている警備員が主に通報していたので、私も防災センター業務中に消防への連絡はよくしました。

 

警備員でなくても消防への連絡なんて滅多にするものではありません。

初めのうちは緊張しましたが、何度か経験するうちに手際も良くなり、最後には通報するという緊張は無くなりました。

 

人間やはり慣れると手際が良くなるもので、今でこそ通報するような機会は無くなりましたが、恐らく今の現場の誰よりもこの対応はうまく出来ると思っています。

日頃からの訓練は必要である

警備員になってどれだけ色々な経験をするかでその警備員さんの質は向上すると思います。

初めからずっと何もしない楽な現場で働いている警備員は、その先も向上はしないでしょうし、もし知識と経験が求められるような現場へ異動となったら「資格も持っているのに使えない奴」とボロが出ると思います。

 

後は、いざという時に緊張しないように、日頃から訓練しておくという事です。

いざという時は滅多にやってくるものではありません。

いくら記憶力が良い人でも、1度覚えた事をいざという時に失敗なく遂行するのは難しいと思います。

 

いざという時に失敗しない様に、日頃から訓練しておけば緊張して間違えたり記憶が飛んだりする事もありません。

滅多にない事だからこそ、何度も練習するのです。

 

今の現場でそういった訓練というものは一切していません。

クライアント側が警備員にそういった事まで要求していないのも理由の一つですが、どうしても警備員が対応しなければならない時間があるのも事実です。

 

そんな時間帯に事案が発生しても、警備員がスムーズに対応出来るよう何かしらの訓練は必要だと思うのですが・・。

一部の警備員さんは経験もあるので大丈夫だと思いますが、経験が少ないまたは経験の無い警備員さんは、いざという時何が出来るのでしょうか・・。

 

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