巡回する時に携行する巡回キーですが、何本持って行っていますか。ここの現場では10本前後の鍵を持って行っています。その中の1本の鍵が最近使用した時に鍵穴から抜けにくくなってしまっています。これは鍵が悪いのか鍵穴に問題があるのか・・
警備員以外にも鍵の開け閉めをする
我々警備んが巡回中に鍵のかかった部屋を見回る時、クライアントから借りている鍵を使用して部屋に入ります。
巡回キーとはその為にあり、警備員は色々な部屋を出入りします。
その部屋の中の一つに、最近鍵の抜き差しの悪くなった場所があります。
これだけ聞くと「警備員の鍵の扱いが悪いから・・」と考えると思いますが、子も部屋は常時施錠されている部屋で、警備員以外にも従業員の方が開け閉めをしているのです。
もしかしたら警備員が毎日巡回する頻度以上に、従業員の方が部屋の出入りをしているほどです。
その為、シリンダー側に問題がある可能性もあり得ます。
通常なら、鍵の方に問題があったりするのです。
シリンダーか鍵のどちらが悪いか見極める
警備員の鍵の扱いが悪い場合、よく見ると鍵が曲がっていたり、鍵の山が欠けている事があり
警備員が巡回中にあわてて鍵を抜く動作をした・・と疑われる事が多いです。
実際、前の警備会社で新人の警備員が鍵の扱い方が悪く曲げてしまった事がありました。
不慣れな姿勢で、時間を気にしつつ鍵の操作をすると、鍵をまっすぐ抜かずに斜めに抜いてしまい曲げてしまうのだと思います。
しかし今回は警備員以外の人の方が鍵の開け閉めをする機会が多く、警備員がやらかしてしまったようでは無さそうです。
それを決定確認方法に、予備の鍵で試してみました。
結果は巡回キー同様、抜き差しするのに引っかかる感じがあります。
という事はシリンダー側に問題があるという事です。
シリンダー側に問題があるという事は、その鍵にも何かしらの傷がついているという事でしょう。
少なくとも巡回キーには損傷はないので、恐らく従業員の方が持っている鍵には問題があると思います。
といらえず、クライアントに報告して鍵屋さんが近日中に見えるそうなので、近いうちに元通りになると思います。
鍵の扱いは丁寧に
新人の警備員さんが研修中に
「鍵の扱いはミスすると莫大な賠償をされるから丁寧に扱う事」
と皆にそう説明しています。
今まで、そんな問題をした警備員はいませんし本当に莫大な賠償をされるかは分かりません。
しかし、どこの警備会社でも新任研修や現任教育などで似たような指導をして来ているのではないでしょうか。
実際、鍵を紛失して施設の全ての鍵の交換をするとものすごい金額のお金が必要です。
仮に警備会社に対して賠償請求される事はあっても、その後個人に請求された・・という話を周りで聞いた事がありません。
まあ、鍵を紛失して賠償請求されるような場面に遭遇する事が無いので何とも言えませんが・・。
しかしそんな事を試す事も出来なければ、わざとやれる訳ありませんよね。
なので、半分脅しになってはいますが鍵の大切さを教える為にそう指導しています。
どれだけ急いで巡回する必要があった時でも、鍵の扱いは丁寧にしましょう。