警備員は離職率の高い仕事です。その中でも施設警備と交通誘導警備でも離職率は違うと思います。今回は施設警備の離職率について、どのくらいの人が辞めていき、その人が辞めるまでに務めた期間などを思い出しつつ挙げてみました。
施設警備員になって辞めていく人
警備員の仕事は離職率の高い仕事です。
警備というと大きく分けて、施設警備業務と交通誘導警備業務があります。
警備の分類は4つもありますが、普通の人が「警備の仕事を始めよう」と思って入社するのはこのどちらかが殆どです。
この施設警備と交通誘導警備は環境も仕事内容も異なります。
そのうちの施設警備業務の経験があるので、この施設警備の仕事を初めてから辞めていく人を見てきて、経験上として辞めていく人の平均を出して見ようと思います。
それでも施設警備も現場によって離職率が高かったり低かったりするので完全とは言い難いですがね。
とはいえ施設警備も十分、他の業種と比べて離職率は高いと思います。
そんなやめていく人の人数の割合と警備員として勤めた期間を挙げてみました。
どのくらいの期間で辞めていくのか
施設警備員として入社して辞めていく人は、新人として5人入って来たとしたら3人は辞めていると思います。
もし、その現場に2人の補充要員が欲しいとなった時、5人は配属させないと予定の人数に揃わないという事です。
せっかく入社したのに、理由は様々ですが中々居つかないという事です。
警備業界は人手部族です。全ての施設警備の現場がこの割合と限りませんが、配属されてきてもすぐに辞めてしまうという事です。
そんなやめてしまう警備員さんはどのくらいの期間でやめてしまうのかというと、だいたい平均して半年持ちません。
1週間で辞めてしまう人も居れば、半年くらい頑張って働いて来たのに「辞めます・・・」と申し出る印象です。
まあ半年以上働けばその人は年単位で残ってくれると思って良いでしょう。
それでも大体数か月くらいで辞めていく人が多いと思います。
その現場に配属されて「なんか違った」と日々思う様になる事で別の仕事を探し、見つかった時点で退職していくのが半年以内なのだと思います。
数か月よりも早く辞めてしまう様な人は、恐らく次の仕事も見つかっていないのに「とにかく辞めたい!」という思いが優先して次の仕事も決まらない内に辞めていくのだと思います。
そこまでして辞めていくという事は相当イヤだったのでしょうね・・・。
会社や現場によって数値も変わる
この様に人数が安定するまでに何人もの警備員さんが辞めていき、辞めていく警備員さんも1年も在籍しないという状況です。
これは施設警備員として経験した離職率なので、交通誘導警備員さんとなると数値は全く異なるかもしれません。
聞く所によると、施設警備よりも交通誘導警備の方が離職率は高いとも聞きます。
施設警備であのような状況なので、交通誘導警備となるともっと厳しいのだと推測できます。
交通誘導警備は一つの現場の配置人数も少なく、そこで仕事が続かないとなると、その穴を埋めるために無理な勤務を強いられている警備員さんも少なくなさそうです。
それが更に離職率を高める悪循環になっていそうですね。
いずれにせよ、警備業界はどんな仕事でも離職率が高く、現場が安定するまでに多くの退職者を出している業界なのです。
もし離職率が高くなければ、警備員の仕事に参入する人の割合からとうに人手不足は解消しているのかもしれないと思うと、よほど給料に見合っていない環境の悪い仕事なのかもしれませんね。


