施設警備員は現場に大勢の同僚の警備員がいる場合が多いです。平均して10名近いのが施設警備隊の人数なのではないでしょうか。そんな警備員さんの中には、同僚と気軽に雑談できるほどの中になっていると思いますが、人によっては全くと言っていいほど同僚と会話をしない警備員さんもいるのです。
同僚と気軽に雑談できる人と出来ない人
施設警備の現場には何人もの同僚の警備員さんがいます。
彼らとは毎日のように顔を合わせ、当直勤務ともなれば24時間同じ空間にいて仕事をしています。
一人暮らしの人ならプライベートを含めて一番、他人と一緒にいる時間が長いのではないでしょうか。
所帯を持っている私としても、家にいて家族と一緒にいる時間よりも、当直勤務で一緒に働いている隊員さんの方が、一緒にいる時間が長い時があります。
そんな施設警備の同僚ですが、それだけ同じ時間一緒に働いていると、仕事以外の会話をする時間も出てきます。
いわゆる雑談です。
日常的な内容から、個人の趣味の話など仕事以外の事であればどんな事もです。
警備以外の職業でも同僚と雑談をする、というのはごくありふれた出来事なのではないでしょうか。
しかし、その同僚の警備員さんの中には年単位で一緒に働いてきているのに、そういった仕事以外の雑談、という物をしない人もいます。
他の隊員さんに聞いても、誰とも会話をしていない様です。
最低限の挨拶は出来ているので、仕事をする上での不都合はありませんが、仕事を円滑にするという意味でも、会話が一切ないというのは心配です。
業務の連携がスムーズになる
警備業務をする時に、同僚の警備員さんがどんな人か把握していると、業務の伝達をする時に役に立つ事もあります。
「あ・うん」の呼吸ではありませんが、連絡事項を伝える時に同僚がどんな人か分かっていれば、多少言葉が足りなくても理解できる時があります。
また、会話のやり取りで不都合があった時でも、普段から雑談が出来るほどの仲になっていれば、対応後に会話をすればお互い納得も出来るでしょう。
しかし、日ごろから仕事以外の会話が殆ど無く、毎日顔を合わせている間柄なのにどんな人物像なのか全く理解できていなければ、意思の疎通も上手くいきません。
喫煙場所で知らない者同士でも、いつの間にか知り合いになっていた。
という話を聞く事がありますが、仕事以外の会話も仕事をする上では多少は必要である、と私は思っています。
業務中は仕事以外の会話をするな、とは仕事がおざなりになるほどずっと会話をしていてはいけないという事だと思いますが、相手の事を知ってその事で仕事をする時に役に立つ程度の会話であれば、それは必要な会話だと思います。
その会話が一切ない、というのはいくら何年も一緒にいたとしても、初めて一緒に仕事をしたので意思の疎通がうまくいかなかった、というのと同じだと思います。
警備員の仕事に向いていない
警備員はサービス業と同じである。
とここでもよく取り上げていますが、接客業にも近い警備業という仕事で、コミュニケーション能力が低い、というのはその人は警備員という仕事の適性に合っていないと思います。
警備員はお客様から問い合わせがあったり、相手にお願いしをして指示に従ってもらうという仕事が多くあります。
その時に、無愛想であったり会話の中の説明が上手くなかった時に
「何だあの警備員は、やる気あるのか!」
と思われてしまう可能性もあります。
また、そのやる気が無い様に見えた事で、クレームが入る事も十分あり得ます。
同僚とすら会話する事が出来ないのに、お客様と明朗に会話をする事が難しい、という人は、警備員という仕事は向いていない、と言われても仕方が無いのかもしれません。