巡回時に工事業者が遅くまで残っている事があります。現場事務所が敷地内の外にあるので、時間が来たからといって施設から出られなくなるような事はありません。許可も出ているので遅い時間帯でも施設の出入りも出来ます。しかし夜通し現場事務所の灯りが付いている事も有り、工期が遅れているのか仕事熱心なのか大変である事には変わりはありません。
巡回を終えた隊員からの報告
先日、夜中の巡回を終えた隊員が警備室に戻って来て
「〇〇の工事業者の現場事務所、まだ明かりがついていました」
と報告受けました。
時間にして23時は回っている時間帯です。
普通の工事業者は朝8時に来て夕方5時には帰って行きます。
これが普通の工事の業者のあり方ですよね。
ですが今日巡回時に隊員がみた事務所は親元の工事業者の現場事務所です。
恐らく朝来て夕方変える工事業者は下請けの工事業者なのでしょう。
夜遅くまで残っている親元の工事業者はデスクワークがメインだと思いますが、そんな遅くまで残るのも大変な事だと思います。
一見、防犯面から事務所内の灯りだけ付けたままにして帰宅しているのでは、とも思いましたが車もあったようなので実際に残ってい居たのでしょう。
朝の巡回時にもまだ残っていた
そして朝の時間に私が巡回をした時、その現場事務所前を通りかかった時
車と一緒に現場事務所の明かりはついたままでした。
「え、この時間にまだ残っているって・・泊りで仕事!」
私の中では工事業者の方は朝から夕方までしか仕事をしない、という勝手な常識があったので夜遅くどころか次の日まで帰らずに仕事をしているのにはビックリしました。
現場事務所は警備員が巡回する区分には入っておらず、残留も確認はしないので事務所に何人残っているのかは分かりません。
事務所の近くを通りましたが、何人かで話すような声も聞こえなかったので複数居たとしても一人二人くらいでしょうか。
今回の工事は比較的大掛かりな工事なので、下請けの工事業者も毎日たくさん入ってきています。
それらの業者を扱う親元の会社なのでそれなりに忙しいのかもしれません。
後期の進み具合は聞いていないので分かりませんが、遅くまで残るという事は余り予定通り進んでいないのでしょうか。
どこの業種の方も大変です
ここの現場では24時間勤務しているのは設備担当の業者と我々警備員だけです。
我々は初めからそういった契約で24時間仕事をしていますが、今回朝まで残っていた工事業者の方はきっと予定外の事だと思います。
今どきそれ程業績の良い中小企業が無い中、我々警備業以外でも苦労している業界があるのだな、と彼らを見て感じました。
毎朝受付をする下請けの工事業者も、地元の小さな工務店のような会社の方がいくつも来ます。
皆どんな小さな仕事であっても受けて、お金を貰っています。
夜通し帰る事も出来ずに残って仕事をする人もいます。
受付けで毎日新しい工事業者の人を見るたびに、その人の生活がここの現場で働く事でお金を生んでいるんだな・・としみじみ思いました。