今の現場へ配属になりもう半年以上になりますが、未だに監視盤をろくに触った事がありません。今の現場は設備担当の人が監視盤の管理をしており、警備員は殆ど管理させて貰っていないのです。これ、何かあった時に設備の人がいない夜中に何かあったらどうするんだろう、と毎回心配になります。
施設警備では必須業務
施設警備員は基本的に警備室や防災センター内にある監視盤や、自動火災報知機などの操作方法を学んでいます。
警備会社での研修や、現場でも日頃からの訓練で習得しますが、今の現場では現場でのレクチャーは一切ありません。
というか、クライアントから警備員が監視盤を操作する指示が出ていないのです。
「何かあったら、ここへ連絡してね」
という御使いの様な事しか任されていません。せいぜい発報した時に音響を止める事くらいですね。
まあ、監視盤を操作する専門の警備員が離れた現場にいるので、厳密には警備員が管理はしているのですが、その役目は現場で勤務している我々ではないのです。
かなり特殊な現場だと思いつつ「まあ、楽させて貰えているからいいか」というのが正直なところです。
施設警備員は監視盤や自火報盤の操作は必須だと思っていた所でこの状態なのでやらなくて済むのならそれに越した事はありません。
操作が出来ない資格持ちの警備員
私は大型商業施設で勤務した経験があるので、色々な監視盤の操作を学ばせていただきました。
今ではその現場を離れては長いので、この瞬間同じ操作が出来るかどうかちょっと怪しい所ではありますが。
しかし、この現場が初めての施設警備の仕事で、なおかつよその現場経験も無く資格を取得したという警備員さんもいます。
彼らは防災センターなどの現場経験が無く、現場での監視盤操作などした事がありません。
この現場は監視盤の操作が無くて、経験者にとっては楽が出来て助かりますが、自火報盤を触った事が無い警備員さんにとっては何の成長も出来ない墓場のような場所といえるでしょう。
これでは他所の現場へ行った時、自分は資格を持っているにもかかわらず何もできないんだと惨めな思いをする事になります。
そういった警備員は少なからずどこの現場にもいるかもしれませんが、今の現場は監視盤が触れない時点で、全ての警備員が経験の機会を失っているのです。
監視盤があっても警備員は停止のみ
警備員が自火報盤の操作を知らない、これは結構マズい事ですよね。
建物を管理するにあたって、対応する人間はちゃんといるので大丈夫ですが、警備会社として所属している警備員が、資格を持っているのに何もできないただのお飾りになってしまっているのです。
せいぜい出来ても音響停止ボタンを押すだけ。
こんなこと資格の無い警備員でも出来ます。
何なら初日の新人警備員さんでも可能ですね。
発報して、現場を確認しに行って、終了です。
その警備員さんが緊急事案が発生した時に何が出来るか心配です。
まあ、クライアントからそれでよいと言われているので、何かあっても大丈夫だと思いますが。
操作経験のある警備員さんから見たら「こんなに楽が出来てラッキー」ですが、経験のない警備員さんにとっては、その瞬間はラッキーですが、現場異動した時地獄だと思います。