違反車両と警備員の無意味な戦い

ここの現場では敷地内の駐車場内における違反車両の巡回をしています。許可証の無い車が止められている事が多く、警備員はその車両に対して違反チェックをしクライアントに毎日報告しています。その巡回ですが今日は非常に違反車両が多かったようで、巡回した隊員さんがとても苦労していました。

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違反車両は尽きる事が無い

施設警備員として駐車場の違反車両を管理して来て思った事は

 

違反車両はどれだけチェックしても、厳しくしても無くなることは無い・・

 

という事を学びました。

毎回違反車両としてカウントされる方も、初めて違反車両として指摘されても車がある限り誰かしらが違反をしてしまうものです。

なので、警備員としては毎日の事であっても腹を立てずに業務を全うしたいものです。

 

そんな中、今日は違反車両がいつもよりも多かった様で帰着した隊員さんがとても苦労していました。

この隊員さんはそれほど文句を言うような方ではないので、違反車両が多くても「やれやれ・・」といった程度の反応しかしませんが、人によっては帰着するなり警備室内の隊員さんたちにアピールする様に憤慨している人もいます。

警備室内で怒っても、ここには誰も違反した人もいなければ怒った所で仕事が減るわけでもありません。

そういう意味では、今日一緒に入った隊員さんで良かったと安心しました。

警備員のチェックは無意味なのか

というのも、警備員が毎日違反車両をチェックしてもあまり効果が無いのでは・・という疑問があるからです。

先ほども話したように、違反車両は無くなる事がないのですが、毎日同じ事を繰り返している警備員にとっては

 

「なんで毎日しているのに無くならないんだ」

 

という思いがあるからです。

いくら警備員が毎日頑張っても報われない、と思うようになってしまうと、自分のしている事が無意味なのでは・・と思ってしまうのでしょう。

「無くならないモノ」として理解できればそんなに怒りを感じる事も無くなると思うのですが。

いざという時に違反車両がいて困る事

しかし、違反車両があるのは困ります。

万が一、違反車両がいる事で緊急時に対応の遅れを取るような原因になった場合大変な事になります。

止めてはいけない場所に車を止めて緊急車両の通行の妨げになる・・

 

公道でもよく聞く話ですね。

 

こういった事が敷地内で発生しないようにする為に、我々警備員が毎日巡回して違反車両が無いか、またどこで違反しているかを把握する必要があるのです。

ここまで、理解出来ている警備員さんはウチの現場でもなかなかいません。

違反車両を目の当たりにして、毎日同じような車ばかりが違反しているのをチェックしていると中々許しがたい気持ちになるのは良く分かりますが・・。

 

 

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