隊員時代の自分と、今の隊長というポストに就いている自分は明らかに考え方が違います。そして一隊員であった当時、もっと隊長に対してこうすればよかった・・と思う時もあります。そしてこの思いは隊長になった事がある人にしかわからいだろう、とも思いました。
警備員はある意味底辺の仕事です。
底辺の仕事という事はそれなりの人が集まる率が他の職業よりも高いとも言えます。
そんなそれなりの人が集まっている現場での隊長というのは、大変だ・・と改めて思いました。
最近、ちょっとした業務変更をしたのですがその変更した内容についてある隊員を通してみんなの意見を集計しました。
この集計はオフレコに近い内容で聞いてもらったので、隊員の本音に近い意見を聞くことが出来ました。
結果は
ほぼ手厳しい意見が聞けました・・。
毎度おなじみの隊員の意見は予想していたので良いとして、ある程度信用していた隊員の感想もまあまあな意見を話していた様で、これには少し面喰いました。
隊長というある意味外れポストな役をやっている事を理解してくれて、相談にも乗ってもらっていた隊員が手厳しい愚痴に近い意見を言っていた様で
「ああ、やっぱりそんな程度か・・」
とやや落胆しました。
確かに自分も一般隊員であった時も、隊長の大変さまではあまり理解していませんでした。
むしろ、
「隊長なんだから出来て当たり前」
とさえ思っていました。しかし隊長であっても所詮は人間・・別に聖人でもありません。
普通の警備員とあまり差は無いのです。
それなのに隊長だから、と偏った見られ方をして何でも屋にされているような気がします。
仕事に対しても、絶対的な見本でなければならない、仕事のちょっとしたミスも許されない、しかし隊員たちは隊長の思いは理解してくれない・・。
ここの現場ではとりあえず、理解してくれている隊員たちは表面上は協力してくれているので、今回聞けた話はオフレコとして私も聞いていなかった事になっています。
人間本音は違う、という事は誰にでもあるのでこれは正常な反応として終わろうかと思います。
まあ、別にどうこうしようとか思っていなかったので何も無いんですけどね。
隊長は皆の責任者として我慢している事がたくさんあります。
皆さんの周りの隊長は普段何も言わなくても、意外と言いたい事が有るんです。
隊長と隊員で立場が違うので全てわからないかもしれませんが、意外と皆さんと変わりはないのです。
少しでも協力してあげられることが有ったら、出来る範囲で良いのでどうぞ賛同してあげて下さい。
仲間と思っていたが結局違った