警備員になる前に新任教育を受けるのが嫌で新任教育期間中に脱落した人は意外といたりする

警備員になる為には、新任教育を受講しないと警備員として働く事は出来ません。警備員になる前は採用されて入社したらすぐに現場へ出て働けるのかと思っていましたが、警備業に就く人は必ず新任教育を受けてから出ないと仕事が出来ません。中にはその新任教育期間中に脱落する人が何人も居ました。

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以前よりは遥かに楽になった教育

2019年の8月までは、新任教育を受講するのに必要な時間は30時間でした。

1日8時間の受講時間でも4日はかかる時間です。

 

今まではどこの警備会社に入社する時でも、この4日間は教育として座学を受けなければならなかったのです。

それが2019年以降は20時間までに減り、早ければ3日で新任教育を終えて現場へ入る事が出来る様になりました。

 

そんな教育時間が短くなったとはいえ、そもそも、警備員になろうと思った人がまさか採用されてすぐに仕事に入る事が出来ず、数日は座学を受けなければならないなんて思っていなかった人も多いと思います。

この数日間があるだけで、働く勢いを挫かれるような感覚にもなりますよね。

 

今まで、自分が新任教育を受けた時にもいましたし、また現場で勤務していて人員補充の為に新任教育受講後に現場へ回す、といわれ新人さんを待っている様な時に

 

「新人さん、新任教育中に脱落しました」

 

という連絡を受けて、これほど落ち込む事はありません。

たった数日が我慢できずに脱落する

新任教育時間は今現在20時間です。

以前よりも少なくなったので、今警備員になろうと新任教育を受けようとしている人は、30時間という時間を受けていた先輩警備員たちよりも、断然ラクになっているのです。

 

にもかかわらず、20時間の受講を我慢できずに途中で警備員になるのを諦めてしまって、辞退してしまうのはもったいない事です。

まあ、他の企業であれば採用されて入社後は、すぐに勤務先の職場で実地の研修をしながら働く事と思います。

これが「普通の仕事」ですよね。

 

しかし、警備員になろうとすると採用されてもすぐには現場に入る事が出来ないので、非常に煩わしいと感じるのは私もそう思っていたので良く分かります。

ですが、そこで嫌気がさして脱落してしまうのは非常にもったいないです。

 

警備員としてこれから何か月も何年も働いていこうとしている前に、数日我慢するだけだというのに。

しかも、新任教育の内容も受けていてそこまで難しい事を言っているわけでもありませんし、内容も今まで聞いた事の無い様な新鮮な事も多いので、むしろそこまで退屈はしないと思うのですが。

 

どちらかといえば、現任教育の方が毎回同じ様な話ばかりで退屈だった気がします。

 

そもそも警備員は、入社前にこの様な教育を受けないと、現場で働くようになった時にとても苦労し、最悪大きな失敗をしてしまうかもしれません。

社会的責任が大きいので必要な時間

警備員の業務は、人の命を左右する様な業務や、委託者の貴重な財産を守る業務があったりと、何か大きな失敗をしてしまうと

 

「社会的責任が大きい出来事が多い」

 

という問題があります。

警備員という職業は社会的地位の低い仕事などと言われている割に、その仕事でやらかしてしまった時の、社会に与える影響が非常に大きいのです。

 

・交通誘導を失敗して大規模な車両事故を誘発してしまった

・施設警備員が施設の金庫から大金を盗んで捕まった

 

などとやらかしてしまう失敗がトップニュースになりやすいです。

この様な大きな失敗は、他の職業ではあまり聞かないのではないでしょうか。

警備員は大した研修もせずにいきなり現場で働かせると、警備員としての知識を身に付けないまま仕事をして、大きな事故を発生させてしまうかもしれないのです。

 

そうならない様、現場へ配属させる前に、会社で責任をもって十分な研修を受けさせ、警備員としての知識を身につけたうえで初めて現場で仕事が出来る様になるのです。

まあ、それでも現場での研修も受けないと、基本的な知識は身に付いていても現場での業務としての知識はまだ真っ白ですからね。

 

そういったわけで、新任教育の数日間は自分の身を守るための教育でもあるので、そのあたりを理解していない新任教育を受けている人は

「こんな教育受けても面白くない」

と言って警備員になるのを諦めてしまうのです。

この様な説明でもして「あなたの為です」とでも言わないと真面目に受けようと思わないのかもしれませんね。

 

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