これから警備員の仕事を始めようと思っている人は、どういった点で悩んでいるのでしょうか。恐らく施設警備か交通誘導警備のどちらかの選択で悩んでいるのだと思いますが、この両者は大きな違いがあり間違った方の選択をした場合、1週間で辞める事になったりもします。これらはどの様な違いがあるのか簡単に説明してみようかと思います。
外の勤務か屋内の勤務か
施設警備と交通誘導警備で一番分かり易い違いは、外の勤務か屋内の勤務かだと思います。
一概に、施設警備が必ず屋内というわけでも無く、また逆に交通誘導警備が毎日外とも限りません。
あくまでそういう傾向に高いというだけで「施設は中」「交通は外」と漠然的に思って良いと思います。
自分が外の勤務に合っているのか、それとも屋内で働く方が良いのか、それを頭に入れつつ決めて良いでしょう。
人によっては毎日外の自然な空気を吸って仕事をしたい、という人も居るでしょうし、私の様に夏暑くて冬寒い勤務は絶対に嫌だ、と人それぞれですからね。
まず警備と言えばこの両者の事を指しており、更に外の勤務が良いのか室内の勤務が良いのか、という点を決める事になります。
ずっと同じ現場か定期的に変わるか
次に大きな違いと言えば、施設警備員は配属先の現場での勤務は、年単位で変わる事は無いと思って良いでしょう。
そして交通誘導警備員は現場での工事作業が終わればそこでの仕事も終わり、また別の現場の配置になります。
施設警備の場合、ほぼずっと同じ現場でも勤務になるので、毎日同じ景色で同じ仕事の繰り返しとなります。
飽きやすい人はこの状態が嫌になる可能性もありますね。
また、一定期間で現場が変わるというのは、落ち着かないとして嫌がる人も居るでしょう。
毎回新鮮な気持ちになれるのはうれしい、という人に合っているのかもしれません。
個人的には、毎回現場が変わるというのは、精神的に落ち着かない気がするので自分には合っていないのかもしれない、と思っていますね。
人とのコミュニケーションが多いのは
そして最後ですが、これは現場によって状況も変わるので、一概にそうとは言い切れませんが、施設警備は施設に来訪される方とのコミュニケーションが度々発生するという事です。
建物内で勤務しているので、来訪されるお客様の対応がほぼ発生します。
自分が人と接するのが苦手だという人には向いていない仕事になるでしょう。
そして、交通誘導警備の場合は、多くが車両の誘導になると思います。
歩行者の対応もあるかもしれませんが、それは通行の為の瞬間的なコミニュケーションであり、施設の様に問い合わせや申し出など相手の苦情や疑問などの対応に追われるわけではありません。
どちらも人の対応は発生するでしょうが、施設警備業務の方が人と会話をする機会が多くまた時間も長くなると思います。
この様に、同じ警備員の仕事でも違いも多く、間違った選択をすると自分に合っていない仕事をする事にもなります。
そうならない様、施設や交通の警備の違いをよく理解したうえで、警備員の仕事を始めましょう。