今週記録的な大雪が国内のあちこちで降りました。こういった時、施設警備員は現場で雪の様々な対応に追われます。しかし、現場によっては例え大雪が降っても特に雪対応などをする必要の無い現場もあるのです。
雪が降ると融雪剤をまく現場
施設警備員の方なら経験されている方も多いと思います、融雪剤の散布作業。
今週、日本各地で大雪になり勤務先の施設の駐車場や歩道など雪による事故を防ぐ為に、施設警備員が夜中や朝早くに活動された方も多い事でしょう。
施設にもよりますが、雪が積もるとそこの施設を利用する従業員や来訪者などに支障が出るので、出勤される前や来訪される前までに雪を取り除く必要があるのです。
これは商業施設の場合特に重要で、駐車場が雪で埋まって駐車できなければ売り上げにも影響が出ますし、事故にも繋がります。
その為、常駐している警備員が夜中や早朝に必要な場所に融雪剤を撒いて、車や通行人が無事に通る事が出来る様にするのです。
お客様などの来訪に余り関係の無い施設でも、立地に高低差のある様な所の場合、融雪剤を撒く必要はあるでしょう。
いずれにせよ、施設警備員として勤務する現場の多くは、雪が積もる様な日にこの融雪剤を撒く大仕事が待っているのです。
施設内に雪が積もっても何もしない現場
施設警備員が融雪剤を撒く仕事があるのは分かりましたが、中には施設警備員にも拘らず、融雪剤を撒く作業の無い現場もあるのです。
私は過去に商業施設での勤務で、何度も融雪剤を撒く作業をしてきました。
施設英美員は必ず融雪剤を撒く業務がある
とその時は思っていたのですが、別の施設警備の現場へ配属した時、全ての施設警備の現場が融雪剤を撒くわけではない事を知りました。
まあ、冷静に考えたらオフィスビルなどで駐車場が無い様な現場では、融雪剤を撒く場所がありません。
目の前の歩道にしても、敷地外になるので勝手に融雪剤を撒くわけにもいきません。
そんな異動先の施設警備の現場では、駐車場も歩道もあるのですが、警備員が融雪剤を撒くという業務が無いのです。
これは、配属先のクライアントの方針なので、警備会社側が提案しても「必要ない」と言われてしまえばそれまでです。
実際、私が融雪剤の業務を提案しましたが、必要ないと却下されました。
雪対応の経験はしておくべし
クライアントが必要ないと言われればもうこれ以上どうしようもない事ですが、出来れば施設警備員として勤務するのであれば、融雪剤を撒く作業は一度は経験しておいた方が良いと思います。
これは別に警備員でなくても、人生経験としてやっておいて損は無いと思います。
私は今まで融雪剤撒くという作業をした事がありませんでしたが、警備員になって初めて経験しました。
この作業は、地域にもよりますがそう何度もする事ではありません。
私の住む地域では年に数回あるか無いかの頻度です。
そんな地域でも、融雪剤を撒く作業を過去にやった事があるかないかで大きな差が出ます。
施設警備の警備員さんの多くが融雪剤を撒く作業の経験をしていると思います。
そんな時に、異動先で「すみません、私やった事が無いのですが」と発言するのは、警備員経験が長ければ長いほど恥ずかしいと感じるでしょう。
個人的な印象ですが、3年以上の施設警備員としての経験がある方なら、融雪剤の作業を覚えてないと周りから「え、やり方知らないの」と言われてしまうかもしれませんね。