建物内を巡回していると至る所に傘立てがあり、晴れの日でも傘がたくさん置いてあります。警備室にも傘立てはありますが、それ以上に建物内の放置カサは多いです。定期的に処分しないと後で面倒な事になるでしょうに、何本か警備室に欲しいのですが・・。
建物内各所にある傘立てのカサ
先日ものすごい雨が降りました。
日が暮れるまでにはすっかり止み、こういった日の後には必ず建物内の傘立てには忘れられた傘が大量に残ります。
ここの現場では建物内の色々な箇所に傘立てがあり、特に片づけられる事が無いため、長期間傘が何本も傘立てに入っています。
従業員やお客様など誰が持ち主がわからないまま、コンビニで売っているビニール傘や比較的安めであろう傘は次雨が降った時に、持ち主でない傘を必要とする人が半ば勝手に使っている場合もあるようです。
警備室にも同じように傘立てがあり、ここでもお客さが置き忘れたカサが置きっぱなしになっています。
警備室前での傘立ての傘は、定期的に片づけないと置き忘れられるカサの本数が多く、クライアントの許可のもと一定期間の過ぎた物は処分しているのです。
要するに拾得物扱いを経ての処分ですね。
そしてその処分をする時に、程度の良い傘は警備員が雨の日に巡回時に使用する業務用の傘として再利用されています。
再利用される傘は、警備員室内に片づけて傘立てに置いておかないようにしています。
余りにも再利用のためのカサが増えると、今度はその傘で傘立てを圧迫させてしまいますからね。
警備員が巡回時に使用するカサも意外と消耗度が激しいんです。
警備員が外周巡回で何本もの傘をダメにする
警備員が外周巡回時にカサを使用する時、カサを何本かダメにしてしまいます。
所詮、ビニールで出来た消耗品用の傘なのでそれほど丈夫には出来ていません。
更に、雨の日や暴風の日などでも毎回長時間使用するので、すぐに骨が折れたりして使い物にならなくなってしまいます。
そういう意味では、警備員は処分用の傘があり重宝していますね。
現場の警備員に経費として傘を買ってくれない警備会社なので、こういうカサの使い方が出来るのはとてもありがたい事です。
そもそも外周巡回時に雨が降っている様な日は、本来ならカッパを着て行くのが一番良いのだろうと思いますが、外周巡回時には駐車違反の車両を見て回るので、書き物をしたりする業務がある場合にはカッパよりもむしろカサの方でないと都合が悪いのです。
カッパだと自分は濡れませんが、書類が濡れてしまいますからね。
その為、雨の日はほぼカサを使用するので、ここの現場の警備員の傘の消費量は結構多いんですよ。
晴れの日にこそ処分するチャンス
警備員のカサの消費量が多いとはいえ、実際それ以上に処分用の傘の本数はそれを上回ります。
晴れの日ではカサは使用しませんし、雨の日に毎回処分用の傘をおろしている訳でもありません。
まだきれいで使えそうなのに・・
こういった傘が処分される状況は本当に「ものを大切にしないといけないな・・」と思わされます。
いくら数百円で買えるとは言え、「また買えばいいや」という感覚で消費するのは私が貧乏性なのかわかりませんが、こんな無駄遣いな事は無いと思います。
なので、少しでも役に立つように警備員が最後まで使わせていただく・・という思いで業務に回しているのです。
ですが、残念な事にそれでも溢れてしまうカサは処分しなければなりません。
雨の日に処分するのは、もしかしたら必要とする人がいるかもしれないので、しばらく雨の降らない晴れた日に処分しています。
チャンスという表現はあまり適切ではないかもしれませんが、そんな時でないと処分できないのもまた現実の話なのです。